真夜中
墨を流したような静けさ
気温が低くなっていく音が聞こえてきそう。
目が覚め、お茶をいれ、
TVをオンにした。
京料理老舗のドキュメント。
気になったのが
「出汁をひく」という言葉。
スルメをアタリメと云うのと同じとすれば、
「出汁は出すもの」というところを
ひくという。
独特な地域に独特な表現、知恵、伝承。
瓢亭の高橋英一さんは 何度かTVでお見かけしているが、代変わりをされる頃のドキュメント、10年前くらい、今では息子殿の代になっているのだろう。
感情や情熱を技によって美に変化される素晴らしさ。
高橋は、何よりも一番 出汁 が大事とおっしゃってらした。
夜中に眠れずの日が続いているが、
落語といい、夜ふかしも三文以上の徳なり!